天野蒼空、小説を書く
やっはろはろはろー。
地球上に暮らしている生命体の皆さん、お元気ですか。天野蒼空です。
いやー、暑いですね。もう9月だなんて嘘だ。9月は秋だ。秋は熱くないはずなんだ!!
って言ったって、残暑ってやつですね。暑い暑い。
なんせ、私の部屋には扇風機一台しかないもので。夏の間に何度か熱中症になりかけました(例年のこと)
今日は、小説を書く話。
というのも、私、今、締切に追われてるから。ブログを書くのも現実逃避。
今回の締切は、所属している文芸サークルの秋部誌の締め切りなんです。
小説を書く人って、たくさんいると思うけど、みんな書き始め方は違うと思う。だから、今日は私の小説の書き方について、書いていくね。
書き始め方
プロットを綿密に立てたり、キャラクター設定を絵付きで作っていったり。書き始めるときにすることって、人それぞれだと思う。
私の場合、使いたい文章とか、ワンシーンの情景だけの絵の説明の
文字(絵じゃなくて文字だけ)
がぐるぐる頭の中で回ってきて、それを元に書き始めるよ。
例えば、
「金色に染った田んぼの上を、赤とんぼが飛んでいる」
という言葉が最初に浮かんできたら、その言葉を自分でもっと捻ったりして詳しくしていく。
「空は西の端から赤く染まる。羊みたいな雲を夕焼け色に染めながら、太陽は地平線の近くまで来た。目の前に広がる田んぼは黄金色。重たそうに頭をもたげる稲。少し蒸した空気の中、赤とんぼが飛んでいる。」
と言った具合に。
小説全体を考える
このシーンにはどんなものが合う?
次に考えるのはこのこと。
これは秋のシーンで田舎みたいだから、田舎の中学生の恋物語とかかな、くらいに考える。このときはざっくりとした方向性だけ決めているよ。
使いたいセリフとテーマ
使いたいセリフは最初から出ている時もあるけど、なかったらここでざっくりとだけ決めるよ。このセリフっていうのは、物語のキーポイントで使われるもの。
テーマは「恋愛」「青春」「部活もの」という大まかなものだけではなく、その小説を通して言いたいことのこと。
私はひとつの小説にひとつずつ、テーマを持って書いている。テーマというか、自分の気持ちを強く入れている部分、かな。主にセリフや主人公の気持ちになって出てくることが多いよ。
例えば
- 記憶を失ってまで手に入れた幸せって本当に幸せ?
- 違う世界線になったとしても、今の選択が間違っていたとしても、私はあなたが好きなんだよ
- 気づいて欲しかったけど、きっと君は気づかないね。それでも今はいいの。
- 全部消えたら何があるの?
- 世界が終わるその前に君に会いに行くね
- 人の命って宇宙から見たら直ぐに消えてしまう
- 君に、生きていて欲しかった
- 魔法少女なんていなければいいのに
- 契約と約束
メインに置いているところだけを拾ってきたらものすごく重たそうなリストになってしまった……。全ての話か現実の思いとリンクしているわけじゃないよ!!そのセリフやテーマをもとに、話を広げていくよ!
書き上がったら
書く所はすっとばすね!
だってそんなの自分とどう向き合うかくらいしかないし。表現突き詰めてるだけなので。
書き上がったらとりあえず全部読む。
自分が書いたものだからよくわからなくなっていることが多いけど、冷静になって読むとやばい所とかいっぱいあるからそこを修正。そして文字数を調整。
完成したよ!
そしたら最近、私は部誌への投稿とコバルト文庫の短編小説大賞に応募をしているよ。まだ賞をとったことは無いから、これからも頑張りたい!
さあて、そろそろ原稿に戻ります……
次の記事でまたお会いしましょう!